実はよくわかってませんでした

京都旅行についての日記は、もちろんロラン・バルト先生の真似をして外国人からみた日本みたいなことが書きたかったんですけど、バルト先生の文章の特徴をしっかり把握してなかったり、そもそも『表徴の帝国』をパラパラめくっただけで書いたので全然だめです。
小説などを、その相手の文体を真似て論じるというのは、プルースト先生にはじまり、高橋源一郎先生もよくなさっていることですが、文体を真似るということはやっぱりすごく難しくて、よほど時間に余裕がある時に写経のように文章を書き写したりしなければ、何も身につかないということがわかってきました。身にしみて。
それにしても四月から社会人としての生活が始まれば、こんなに時間をかけて何かを書いたりすることもできなくなるので、これからはもっとささっと書くようにしたいです。何か思ったり考えたりしたことを忘れないうちに書き留めておくようにしたいんです。面倒になってやめてしまうかもしれないけど、できるだけ続けられたらいいなあと思ってます。
とにかく今みたいに時間のあるうちになにかしなきゃと思って、最近よく旅行に行っている気がします。十九、二十日と高山に行ってきました。