2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

Morishima in the Sky with Golden Balls

二月二十九日にジャパンを出発し、三月六日までのワンウィーク、ロンドンにいわゆるひとつのサイトシーングに行ってまいりました。初めてのアブロードでした。 その旅行記をここにライトしておこうと思います。 出発日、ゲットアップアーリーしてエアポート…

何書いてるかよくわかりませんね、ごめんなさい

ここまで思いついたことをそのままだらだらと書いてきましたが、やっぱりもう少し何らかの形でまとめてから書いてみたいよなあと思いました。だからそれくらいの時間が作れるような生活になることを期待しています。

スープに例えてみますけど、どうだ上手い喩えだろうとか言いません

話がちょっと戻って、戻ってないかもしれませんけど、いつだったか日経新聞の文化面に、若い作家が文学賞を獲っていることについての記事がありました。そこにはたしか、「物語批判などの難解さはない、瑞々しい作品」といったようなことが書かれていたよう…

くるか五重塔ブーム

関係ないんですが、この付属館にも五重塔の模型があって、先日の京都旅行でも五重塔に感動していたし、そろそろ五重塔ブームが来つつあります。ユナイテッドアローズとかシップスで五重塔のシルエットをプリントしたスエットとか、胸に五重塔シルエットの刺…

温故知新、というか、新しい物なんてなかったりして

「高山屋台会館付属館」として、日光東照宮の模型も展示されていました。そこで「逆柱」というものを見て驚きました。「逆柱」とは、完璧すぎる建築物、完成されたものはいずれ崩壊するという運命を免れるために、わざと柱を一本だけ逆さにしておく物だそう…

あ、外国人なのかな

旅行の際、「高山屋台会館」というところに足を運んで、山車を見てきました。山車というものがあることくらいは知っていたんですが、山車とは何か、何のためのものなのかはよく知りませんでした。展示されている山車に添えられた解説は、日本語と英語の二つ…

実はよくわかってませんでした

京都旅行についての日記は、もちろんロラン・バルト先生の真似をして外国人からみた日本みたいなことが書きたかったんですけど、バルト先生の文章の特徴をしっかり把握してなかったり、そもそも『表徴の帝国』をパラパラめくっただけで書いたので全然だめで…

付け足し

ビルの上にタワーをくっつけてしまったり、同じ物を五つも重ねてみたり、横に長く伸ばした建物に像をめいっぱい並べてみたり、わざわざ山の斜面に舞台をつくってみたり、金箔を思い切り貼ってみたり、そうした「付け足し」の中に人間は、いる。

金閣

閉園間際の金閣へ。これは言うまでもなく金箔が「付け足されて」いるのである。建物全体に貼られた金箔は、美しいと同時に滑稽なものである。

北野天満宮

昼食後、梅を見に北野天満宮へ。梅はまだあまり咲いていなかった。梅の樹に花がひとつずつ「付け足される」のをまた見に来たい。

京都大学

京都大学に足を運ぶと、ちょうど京都大学博物館でロラン・バルト先生のデッサン展が開かれていたので入る。彼のデッサンは「わからない」。わかってはいけない。彼のデッサンはどれも意味を生成するかしないかの瀬戸際で「生成しない」に留まろうとする試み…

銀閣

翌朝、まず銀閣へ。これまでずっと「付け足された」物を見てきた。しかし何を基準に「付け足し」と言ってきたのか。この銀閣が基準であったのではないだろうか。しかしながら、銀閣もまたただの基準ではありえず、「付け足されて」いないのならば「差し引か…

珍遊

恵文社を出ると、近くにあった中華料理屋に入る。店の名前は「珍遊」。画太郎先生を思い起こさせずにはいない。から揚げセットを注文すると、まるでケンタッキーのようなから揚げが出てくる。中華料理にケンタッキーフライドチキンを「付け足される」という…

祇園、そして恵文社

バスで祇園を経由し、恵文社へ。その書店は観光とはかけ離れた場所にある。薬局の前。洋書など並ぶ店内は落ち着いたヴィレッジ・ヴァンガードといった趣。吉田健一先生や内田百けん先生など並ぶ本棚を眺める。村上春樹先生は「おしゃれなカフェを紹介してい…

清水寺

さらに、さらにバスで移動。清水寺へ。これもまた「付け足し」。わざわざ山の斜面に舞台を「付け足して」いるという豪快な建物である。大きな舞台を取り付けることで、寺院の基本的なデザインから逸脱している。

三十三間堂

さらにバスで移動。三十三間堂へ。「付け足し」の極みである。まず一体一体の観音像の背に無数の手が「付け足されて」いる。千手観音と呼ばれるこの像が、横一列に延々並べられている。ここまでくると「付け足し」という言葉を超えている。しかしながら、こ…

四条烏丸

再びバスで移動。立派な銀行のビルが建ち並ぶ通り。伝統のある一流銀行が建ち並んでいるように見えるこの通りでも、やはり営業マンはスーパーカブに乗るのである。日本人は、スーツを着てスーパーカブに乗っている男性を見ると「銀行員だ」と思うものである…

東寺

京都タワーを見るとすぐに駅ビルに引き返し、街を見渡せる高さにある展望広場へ。近代的な建物に混じり、五重塔が建っている。それは奇妙な景観である。日本の京都という街では、時の流れは一定ではないようだ。バスに乗り、五重塔を近くで見るため東寺を目…

京都タワー

駅を出るとすぐ、京都タワーが視界に入ってくる。確かにそれはタワーである、しかしエッフェル塔のような物を想像してはならない。そのタワーは、ごく普通のビルの上に継ぎ足されている。まるで「タワーが生えた」かのようなその姿は滑稽である。「蛇足」と…

《禅の庭》 どんな花もない、どんな足跡もない。 人間はどこにいるのか? 岩石の搬入のなかに 箒の掃き目のなかに つまり表現体の働きのなかに、いる。 (ロラン・バルト『表徴の帝国』) 二月十三、十四と、京都へ旅行をした。

ぼくの日常がどんなものなのかはよくわからないけれど

塾のアルバイトが終って、とりあえずは一息つけるかと思ったりしたのだけれど、銀行の課題が締め切り直前だったりして、融資業務やら株式やら証券やらに苦戦していた。 「短プラ・長プラ」なんて言葉が出てきて、何の略かと言うと「短期プライムレート・長期…

追憶の二〇〇四年

十二時過ぎ、起床。雪が積もっているかと思っていたが、晴れ。「笑っていいとも」観ながら昼食。出前一丁と、なにやらもちもちしたパンを二本。ヨーグルトとバナナ。「ごきげんよう」に間寛平先生が出ているのを途中まで観る。寛平先生の声はやはり良い。そ…

放屁和尚

ついでに屁の話で思い出したんですけど、「屁」っていうと禅の和尚さんが屁をこきながら「喝!」って言ってるイメージが浮かぶんです。 なにかなこのイメージとずっと考えていたら、その原因は新宮一成先生の『ラカンの精神分析』の「解釈のソニックブーム」…

エクリチュールのアヴァンチュール

阿部和重先生の『シンセミア』を読み終わったぜ。 「俺の息の根を止めてしまうほどに強烈な毒ガス」だったぜ。読んでいてくらくらする面白さだぜ、まったく。 『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』で渡部先生がこんなことを言ってたんだ。 三人…

自己紹介なんて

とにかく自己紹介が嫌です。何を書けばいいかわからない。 入庫先の庫内誌に掲載されるものらしいので、無難な解答を考えているのですが・・・ 自分をひとことでアピールしてください(15字以内) 学生生活において特に力を入れたことは?(40字以内) …