お話させていただきます

土曜日に『きょうのできごと』を観たんだ。
これのどこが「なんの変哲もない日常」なのかわからない。
まるで観光バスで連れまわされてるみたいな気分の「日常」だったんだ。
大学生くらいの若者の狭い世界観をなぞってても仕方ないから、もっと消防団員の生活とか、おじさんやおばさんの一日とかもみせてほしいんだ。
酒飲んで遊んでる大学生だけの世界なんかどうだっていいだろう。
そろそろみんな観光バスを降りて自分の足で歩き出すべきなんだ。もちろん映画における「リアリティ」と実際の「日常」とは別物だが、もっと別な「日常っぽさ」を目指せるはずなんだ。
あと、この映画はギャグを挟んでたみたいだけど、エンディングで矢井田瞳が「ダーリダーリ〜♪」って歌いだすのが一番効果的なギャグだったはずだ、間違いない。