『赤ちゃん教育』

中古屋さんでDVD買って、観ました。これすごく面白いですね。コメディの要素って、1938年からほとんど変わってないと知りました。かみ合わない会話がすごく上手いし、警部が「ノリツッコミ」してるのがよかった。けど、それよりもすごいのはやっぱり豹と犬と恐竜の骨ですよね。ただ会話の妙ってだけだと物足りないんですけど、豹と犬と恐竜の骨が出てくるから―昔『アンナ』観てて、誰かが子山羊を抱えて現れた瞬間いいと思ったみたいに―すごく気に入りました。動物がそこにいるっていうだけで楽しい。あと、最後にせっかく作り上げた恐竜の骨格があと鎖骨ひとつで完成っていうところでガラガラ崩れてしまうところもよかったです。「最後に崩す」ということに惹かれます、なぜか。
豹が二匹になってわけわかんなくなり、「こっちは『飼い豹だ、そっちは悪い豹だ』」みたいな台詞があったと思うんですが、この同じものが二つになっちゃって混乱する面白さみたいなのはぜひ真似してみたいです。それにしても『悪い豹』ってあなた・・・