目標

小説を書きたいという話に戻す。文学賞はさておき、まとまったものが書けたら恩師が読んでくださるということで、たとえ嘘でも非常に嬉しい。恩師に見捨てられないような小説を目標にしようと思う。なによりもまず恩師が面白がってくださるような物を意識するということ、具体的な読者を設定して書こうと考えれば、自ずと課題も見えてくるはずだ。恩師に見捨てられぬよう励めば励むほど、職場においては見捨てられていくのではないかという大きな不安はもちろんある。そんな弱音を吐かず、すべてにおいてベストを尽くせるような強靭な肉体と精神力を身に付けたいという超人幻想を22歳で抱きながら、この五月をなんとか乗り切っていきたい。