メリークリスマス


この「森島の学習」の読者層はおもに小学校低学年のみんなだとおにいさんは考えているんだけど、きょうはみんなにおねがいがあるんだ。みんなは、孫だよね。そんな孫のみんなへのおねがい。もうすぐみんなはおじいちゃんやおばあちゃんからお年玉をもらうよね、楽しみだね、やれソニーだ、やれニンテンドーだって、それはもうサンタさんがプレゼントしてくれたかな?
それはどうでもいいんだけど、お年玉、もらうよね。みんなにお年玉をあげるために、おじいちゃんやおばあちゃんがこの時期おにいさんの職場に押し寄せてくるんだよね。とくに最近、新紙幣になったから、新札を求めてやってくるおじいちゃん・おばあちゃんですごく混雑するんだよ、ほんとに病院の待合室か信金かってくらいに。おじいちゃんやおばあちゃんはみんなみたいに機械が得意じゃないから、ATMや両替機が使えないんだよ、だからおにいさんが全部案内しなきゃならないんだ。
そこでおねがいなんだけど、みんなからおじいちゃん・おばあちゃんに、「ぼく、おじいちゃん・おばあちゃんのぬくもりが染み込んだくしゃくしゃのお札のほうがうれしいよ(ここで人差し指で鼻の頭をこするのを忘れないで)それに、これからいくらでも手元にくるはずの新紙幣より、古いお札をもう一度ちゃんとみておきたいな」という具合に話しかけてくれないかな。そうするとおにいさん、すこしは仕事が楽になって、みんながとても楽しみにしてくれている小説の続きをがんばって書けるとおもうんだ。おにいさんは、キーボードを叩くたび、みんなの笑顔が目に浮かんできて、それはもうみんなの笑顔でパソコンの画面が隠れちゃって横からのぞきこんだりしながら書いてるほどなんだから、待っててね。
ちなみにおにいさんのクリスマスプレゼントは、アマゾンから届いた「挟み撃ち」だったよ。